会長就任にあたり、一言ご挨拶させていただきます。

本年は日中共同声明により国交を回復してから50年の節目の年に当たります。この50年の間に日中の結びつきも強くなり、経済的補完関係も益々強まっています。こうした中、蘇州は日本企業の一大集積地として発展し、多くの人々が働く場となりました。

蘇州日商倶楽部では、日系企業間の情報交換・交流を通じて会員企業各社の円滑な事業運営に貢献するための活動を行っております。海外では企業活動においても日常生活においても情報が大変重要です。社会通念・価値観・生活習慣といったものが異なる海外では、日本人の考えとは異なる事象が往々にして発生しますので、会員企業に対し、可能な限り迅速に情報を入手できる環境を提供していきたいと考えています。

また、蘇州日商倶楽部が担う重要な役割として、蘇州日本人学校の運営支援が挙げられます。海外において日本人学校を備える都市は100箇所弱と言われております。蘇州日本人学校では非常に熱心な先生方による活発な教育が行われており、学校の存在は、大勢のご家族が蘇州で安心して生活するための重要な基盤になっています。蘇州日商倶楽部の重要な使命の一つとして、これからもこの重要な生活基盤を安定的に運営してまいりたいと思います。

当倶楽部においてもう一つ重要な運営方針として、各種ビジネスイベントや親睦行事の開催が挙げられます。行事を通じて、企業各社が交流を深める機会や、日本人の皆様がコミュニケーションできる場を提供しております。

昨年からの新型肺炎に伴う入国制限により、日中間を簡単に往来できない状況が続く中、海外で生活する日本人の皆様の生活に彩を添えたいと願い、イベントを企画してはいるのですが、厳格な政府の防疫方針や、全国的・周辺地域の感染蔓延の事態により、残念ながら開催を断念しなければならない事態が往々にして発生しており、イベントを楽しみにされていた会員の皆様には大変申し訳なく思います。

政府の指示する防疫措置を遵守し皆様の健康安全を考慮しながらも、本年度は可能な限りイベント開催実現に向け、工夫を凝らしてまいりたいと思いますので、ご理解いただければ幸いです。

海外で生活したり、働いたりという機会は、誰もが得られるものではありません。その貴重な時間が有意義なものになるよう、蘇州日商倶楽部の活動を通して協力できればと考えております。

ご縁があり蘇州でご一緒することになった皆様のお仕事や生活がますます充実し素晴らしい時間となりますよう、皆様のご協力をいただきながら、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、今後とも会員の皆様のご支援、ご協力を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。

2022年度蘇州日商倶楽部会長
松永 好弘